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カテゴリー:◆修理の実例

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音のでない電子ホイッスル
音の出ない電子ホイッスルを修理してみました。
DSCN1509.JPG 電子ホイッスルのような、電気小物や電池式の玩具の多くは内部が非常にシンプルな構造です。しかし、それ故に故障も多く、そして、簡単に修理することができます。

【故障の原因】
主な故障の原因としては、次のことが挙げられます。
◇落としたりした時の衝撃による破損。
◇電池の液漏れ、雨などによる水没。
◇部品の劣化。 など

【故障の内容】
音がでない原因としては、単純にスピーカーに電気が流れていないのではないかと考えられます。
そのことから次の要素が挙げられます。
◇電池切れ
◇電池の液漏れにより、接点がサビている。
◇スイッチが壊れている。
◇配線が切れている。 など
 
7351430c.JPG 【修理をしてみる】
①ボディを分解して故障を捜す。
リモコンや電子ホイッスルなどの多くは電子基盤を2つのボディで挟んだような構造をしています。
これらのボディは一度、はめ合わせたら容易には開ける事はできません。
そのため、精密のマイナスドライバー等で慎重にこじ開ける作業を要します。
※乱暴に開けると爪が折れて、後で接着剤を使うことになります。

開けてみると、電池から基盤を繋ぐ配線が切れていることが確認できたので、配線を半田付けします。

②配線を半田付けする。
切れている配線の被覆を1mm程度、剥ぎ取り、半田付けをします。
※電池を抜いてから半田付けしてください。電池が加熱して大変危険です。

③元に戻す。
後はボディをはめ合わせて修理完了です。
 
【メモ】
モーターを使った玩具などは、劣化による故障が多い。
※プラスチックのギアが割れている、ゴムベルトが切れている。など

ラジコンや乳幼児向けの玩具は衝撃による故障が多い。
※配線が切れている。スイッチが壊れている。接点が折れている。など

屋外用玩具や屋外用電気小物は水没や汚れによる故障が多い。
※接点がサビついている。中に砂が詰まっている。ショートして電子部品が壊れている。など
 

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時計がリセットされてしまうPS2の電池交換
電源をつける度に時計がリセットされてしまうPS2の電池を交換してみました。
DSCN1466.JPG PS2などの時計機能のある電気製品の多くは、電源を切っても時計が動き続けるように中に電池が内蔵されています。
この電池が切れてしまうと、電源を消す度に時計がリセットされてしまい、その都度、時計を設定しなければならなくなります。
  ◇電池の交換手順
DSCN1468.JPG ①本体底のネジを取り外します。
※ネジは隠しネジとなっています。
DSCN1469.JPG ②本体の底を取り外します。
底を取り外すと中の基盤が見えてきます。
赤い丸の部分が時計の電池です。
電池ボックスとして独立した基盤となっているため、手で引っ張り出すことができます。
※配線で繋がっているため配線を切らないように気を付けましょう。
DSCN1470.JPG ③引っ張り出した基盤の電池ボックスから電池を取り外します。
赤い丸の部分にマイナスドライバーを差し込むことで容易に電池を取り外すことができます。
④新しい電池に交換します。
DSCN1475.JPG ⑤あとは元通りに組み立てて電池交換終了です。
PS2は比較的容易に電池交換を行える構造になっているようです。
時計のリセットが気になる方はぜひ、電池の交換をしてみてはいかかでしょうか。
※PS2の型番によっては中の構造が変わるようです。また、電池交換を行うとメーカーの保証が受けられなくなるようです。

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動作しない扇風機の修理
今回は動作しない扇風機を修理してみました。
DSCN1460.jpg 動作しないタワー型の扇風機です。
風量切り替えのダイヤル式のスイッチが一つあるだけのシンプルな構造です。
このような構造の扇風機が動作しない原因としては以下のことが考えられます。
◇電源ケーブルの断線
◇内部配線の断線
◇スイッチの故障
◇モータの故障  など
ちなみに今回はスイッチが空回りしているため、スイッチの故障だと考えられます。
  ◆修理手順
DSCN1453.jpg ①外枠をはずし、中の配線やスイッチを露出させます。
隠しネジも含め外枠のネジをすべてはずします。
また、はめ込み式の爪で外枠が固定されているため、マイナスドライバー等で爪を押しながら慎重に枠をはずします。
※焦って爪を折ってしまうと上手く固定されず、接着剤等で固定しなければならなくなります。
DSCN1457.jpg ②故障している箇所を探します。
電源ケーブルが断線していないかテスターで導通を確認。
モーターに電気を流し動作するか確認。
ダイヤルスイッチが故障していないか確認。
その他、目視で断線や焦げなどの異常がないか確認。
など
DSCN1454.jpg ③ダイヤルスイッチの故障を確認しました。
どうやらスイッチの爪が折れてしまって中の接点がバラバラになり接触不良が起きてモーターに電気が流れていなかったようです。
DSCN1458.jpg ④故障したスイッチを修理します。
バラバラになった接点を元の位置に戻し、折れた爪を接着剤で接着しました。

⑤外枠を元に戻して修理完了です。
 
 

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壊れたマイクの修理
壊れたマイクの修理
DSCN1420.jpg 今回は電源は入るが、音を拾わないマイクを修理してみました。

マイクが音を拾わない原因としては、
◇マイクの集音部分が機能していない
◇アンプと上手く接続されていない
(配線またはワイヤレスの出力部分が壊れている)
◇アンプが受信していない
(チューナーが壊れている)
などが考えられます。

今回はアンプとの通信を確認できたので、アンプとの通信している部分は問題ないようです。
恐らく集音部分に異常があると思われます。
 
DSCN1421.jpg ◆修理手順

①故障が疑われる集音部分のカバーを外してみます。
DSCN1423.jpg 接合部分の黒い配線と赤い配線の断線を確認できました。
集音した音が電気信号として配線に流れず、音を拾えなかったようですね。

②断線している配線を修理します。
被覆を少し剥き、予備ハンダをします。
 
DSCN1422.jpg ③被覆を剥いた配線を接合部分にハンダづけします。
※2箇所同時に断線していたため、ハンダづけする配線と接合部分を間違えないように気を付けます。
※一般的に黒い配線はGNDと繋がっています。なので黒い配線をGNDに繋がっている方に、赤い配線をもう部品側ににハンダづけしました。
  ④カバーを戻して修理完了です。
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断線した電源ケーブルの修理
断線した電源ケーブルを修理してみました。
DSCN1403.jpg 根元付近が断線しショートした状態のケーブルです。
今回はショートした部分を取り除き、ケーブルを再び繋ぎ合わせてみました。
  ◆修理手順
DSCN1405.jpg ①断線でショートした部分を切除し、配線の被覆を剥ぎ取ります。
※電源ケーブルはプラス(白)とマイナス(黒)の配線を1つのケーブルにしたものなので、配線は2本あることになります。
DSCN1411.jpg ②被覆を剥いた配線にハンダをつけます。
※これを予備ハンダと言います。
※1つの配線の中が複数の細い銅線で構成されている配線の場合は、ねじって1つの銅線にしてからハンダづけをします。
この配線をより線と言います。
DSCN1412.jpg ③配線をハンダで接合します。
※事前に予備ハンダをすることで、接合しやすくなります。
※ある程度の太さがある配線の場合はリングスリーブを圧着することでも接合することが可能です。
DSCN1414.jpg ④2つの線がショートしないように銅線が露出している部分をビニルテープ等の絶縁体で覆います。
※2つの銅線が接触しているとショートしてしまうので、個別に絶縁体で覆います。
※グルーガンを用いると容易で確実に絶縁することができます。
DSCN1415.jpg ⑤ビニルテープ等を巻いて配線が露出しないようにします。
※テープ等が剥がれて感電やショートしないように、確実に絶縁します。
※使用した絶縁体や絶縁処置の方法によっては美観が大きく損なわれるので注意が必要です。
DSCN1416.jpg ⑥ビニルテープが剥がれてしまわないよう処置をします。
※グルーガンで薄くコーティングすることでビニルテープの劣化やベトつきを防ぐことができます。
以上で修理完了です。

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