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配線の被覆
配線の被覆
line-out.png 電気配線に使われる銅線は感電やショートしないように被覆と呼ばれる絶縁体で覆われています。
配線を接続したりハンダづけする際には、その被覆を剥ぎ取らなければなりません。
 
DSCN1402.jpg 一般的に電子工作などで使われる細い配線では、被覆を剥ぎ取る際にワイヤーストリッパーと呼ばれる工具を使います。
この工具は対応する太さの配線を、挟んで引っ張ることで被覆を容易に剥ぎ取ることができる工具です。
ニッパーで軽く挟んで引っ張ることでも被覆を剥ぎ取ることができますが、細い配線は切れやすいので注意が必要です。
DSCN1400.jpg また、電気工事では配線の被覆を剥ぎ取る際に電工ナイフを使います。電気工事用のワイヤーストリッパーもありますが、電気工事で使われる配線(VVFケーブルなど)は太いので電工ナイフでも容易に剥ぎ取ることができます。
配線の被覆は身近な工具であるニッパーやカッターなどでも十分、剥ぎ取ることができるものです。
しかし、手馴れていない方が剥ぎ取ると配線が切れてしまったり、銅線に傷が付いてしまったりと配線を傷めてしまうこともしばしばあります。
傷んだ配線を使用すると断線の原因にもなりかねませんので注意が必要ですね。

関連記事
配線の被覆をカッターで剥く方法
 

 

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断線の修理例
断線は配線が切れてしまったことにより、電気が流なくなってしまう故障です。
断線を修理するには、単純に切れた配線を繋ぎ合わせるだけなので、さまざまな修理方法があります。
また配線の形状や断線部位によっても適切な修理方法が異なるので、修理処置を使い分ける必要があると言えるでしょう。
line1.png 一般的な家電製品は左の図のように、
コンセントなどの「外部と接続する配線」と
基盤などの「内部の電子部品と電子部品を接続する配線」
があります。
このような家電製品の電源ケーブルの本体側が断線した場合の修理方法をいくつか挙げてみたいと思います。

◆断線した配線を取り外し、別の配線と交換する
基本的に断線はこの方法で修理します。
配線を正常なものと交換するため、美観・耐久性、共に良好な状態にすることができ、最も望ましい修理方法とも言えるでしょう。
ただし、「断線した配線と同種の配線」を用意する必要があり、個人での修理の際にこれを用意するのは厳しいかもしれません。
▼必要なもの
◇ハンダごて・ハンダ
◇ドライバー等
◇配線(断線したものと同種のもの)
line2.png
 
◆修理例
①本体を分解し、断線した配線が接合されている箇所が見えるようにします。
②「ハンダごて」で断線した配線を接合箇所から取り外します。
(コネクタ等で接続されている場合はコネクタから外します)
③用意した新しい配線を先程の接合箇所にハンダづけします。
(コネクタで接続されている場合は、外したコネクタを新しい配線に取り付け接続します)
④分解した本体を戻します。
 

◆断線部分を切断し、接合し直す
交換用の配線が用意できない場合で、断線部分切断しても配線の長さに余裕があるようであればこの方法で修理します。
断線部位によっては配線の長さが極端に短くなるため、修理後に不便を伴う恐れがあります。
また、端子側が断線した場合は端子に直接接合せざる得ないので、美観・耐久度、共に損ないます。
▼必要なもの
◇ハンダごて・ハンダ
◇ドライバー等
◇ニッパーまたはペンチ
◇ワイヤーストリッパーまたはカッター
line3.png ◆修理例(本体側断線時)
①本体を分解し、断線した配線が接合されている箇所が見えるようにします。
②「ハンダごて」で断線した配線を接合箇所から取り外します。
(コネクタ等で接続されている場合はコネクタから外します)
取り外した配線を切断し、「断線箇所を含む接合側」と「断線していない端子側」の2本の配線にします。
(断線箇所を含む接合側の配線は破棄します)
④先程の「端子側の配線」の切断部の被服をカッター等で数cm程度剥ぎ取り、銅線が見える状態に加工します。
加工した配線を本体の接合箇所にハンダづけします。
(コネクタで接続されていた場合は、外したコネクタを加工した配線に取り付け接続します)
⑥分解した本体を戻します。

◆断線した線を繋ぎ合わせる
本体や端子の接合部分に直接ハンダづけできない場合や、交換用の配線が用意できず、配線の長さに余裕が無い場合などはこの方法で修理します。
ある程度、断線した部分を特定する必要があるため、多少困難を伴います。
切れた配線を繋ぎ直しただけなので、配線が劣化している状況は変わらず、耐久性に不安が残ります。また絶縁の処置によっては美観も非常に損なわれます。
▼必要なもの
◇ハンダごて・ハンダ
◇ドライバー等
◇ニッパーまたはペンチ
◇ワイヤーストリッパーまたはカッター
line4.png ◆修理例(本体側断線時)
断線した箇所の周囲数cm程度を切除します。
②切断部の被覆をカッター等で数mm~数cm程度剥ぎ取り、銅線が見える状態に加工します。
③加工して露出させた銅線と銅線をハンダで繋ぎ合わせます。
④繋ぎ合わせた部分で感電やショートしないようにビニルテープ等の絶縁体で絶縁処置します。
(露出した銅線に電気の流ないビニルテープ等を巻きつけ被覆の変わりとなるものがある状態にする)

今回は家電製品の電源ケーブルを修理例としましたが、配線の種類・形状・断線箇所によっては上記の方法では非常に困難な場合などがあります。
配線の種類・形状と断線状況を見極めた上で修理方法を考えることが大事です。

関連記事
配線の被覆
配線の被覆をカッターで剥く方法
 

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ケーブル・配線の断線
皆さんはすでにご存知のことだと思いますが、断線について語りたいと思います。
DSCN1399.JPG






 
断線は電気製品の中でもとても多い故障で、そして比較的簡単に修理ができる故障でもあります。
皆さんも一度は断線で故障してしまったことを経験したことがあるのではないでしょうか?
ケーブルに折り目がついてしまい、その部分を動かしてみると、電源がついたり消えたり…。
端子の根元をおさせていないと電源がつかない…。
このような症状が現れたら、ケーブルが断線していると判断してもよいでしょう。
 
断線による故障が多いものとしては次のようなものがあげられます。
◆ドライヤー・ヘアドライヤー
◆3色端子ケーブルなどのケーブル
◆有線マウス・有線コントローラー
◆イヤホン・有線マイク
◆電子ホイッスル・電池式玩具など単純構造の電気製品

動かして使用するものや抜き差しの多い端子などは配線が劣化し断線してしまうようですね。
これらの断線は主に端子根元や本体根元などの配線の始まりや終わりの部分で断線してしまうことが多いようです。
また、電池式の玩具などのシンプルな作りの電気製品は、衝撃などで細い配線が断線してしまうことも多々あります。
この場合ではモータや基盤などとの配線の接合部が目に見える形で断線していることが多くあります。

断線している部分がわかりやすい分、修理はしやすいですね。
また、ケーブルは本体と独立していて尚且つ露出しているため、修理のリスクと費やす時間も非常に少なく済みます。

家電修理に不慣れな方でも断線の修理を積むことで、腕を磨くことができます。
そして、断線の故障は多くの電気製品で発生するため、これを完璧に修理できるようになれることで、たくさんの故障を修理できるようになったと言えます。

断線修理は家電修理の基本です。確実に断線の修理を修得したいところですね。


関連記事
断線の修理例
断線した電源ケーブルの修理 (修理の実例)
  

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DVDディスクを読み込まないPS2の修理
今回はDVDディスクを読み込まないPS2を修理してみました。
FILE0347.JPG CDディスクは正常に読み込めることから、DVDのピックアップ出力が下がってしまっているのが故障の原因であると考えられます。
なのでピックアップ出力を調整してみることにします。
  ◆修理手順
FILE0348.JPG まずは本体底にあるネジをはずします。
ちなみにネジは隠しネジになっています。
8本のネジをはずすと本体外枠の上部がはずれます。
FILE0349.JPG 後は、ドライブのネジをはずすだけでレンズが見えてくるのですが、PS2の場合、ピックアップ調整ボリュームはレンズの下にあるので本体底部から分解していく必要があるようです。
そのため、基盤のネジをはずし、本体外枠の底部をはずします。
FILE0350.JPG 本体外枠をはずすと電源部の基盤が見えてきます。
この基盤に付いているネジをはずし、金属枠に付いているネジもはずします。基盤は本体とケーブルで繋がっているのでケーブルが断線しないように注意しましょう。
FILE0352.JPG 基盤をはずすとまた金属枠が出てくるのでネジをはずしこれも取り除きます。
FILE0354.JPG 金属枠をはずすとメイン基盤が出てきます。
赤い丸の部分がピックアップ調整ボリュームです。
FILE0356.JPG 左がDVDの調整ボリューム。
右がCDの調整ボリュームとなります。
今回はDVDディスクが読み込めないので左のボリュームを調整します。
ピックアップボリュームの調整については関連記事をご覧ください。
調整を終えたら後は組み立てて修理完了です。
ちなみに、この作業を行うとメーカーによる修理や保証を受けられなくなる場合があります。
また、PS2は型番により構造が若干変わるようです。

関連記事
ディスクを読み込まない故障の修理方法
ディスクを読み込まなくなったDVDプレーヤーの修理
 

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抵抗器のカラーコード
抵抗器のカラーコード
FILE0346.JPG
 
電子基盤に使われている抵抗器にはカラーコードが記載されています。
記載されているカラーコードはその抵抗器の抵抗値や許容差を記しています。
teikou.JPG 5色表示のカラーコードでは色幅が広いコードを右側とし、左側から、1桁目・2桁目・3桁目の数字、抵抗値の位(桁)、抵抗値の許容差を表しています。
また、色によって以下のような数値、値を表しています。
 
数値 許容差(%) 桁・位
  ×1
±1 ×10
±2 ×10の2乗(×100)
±0.05 ×10の3乗(×1000)
  ×10の4乗(×10000)
±0.5 ×10の5乗(×100000)
±0.25 ×10の6乗(×1000000)
±0.1 ×10の7乗(×10000000)
  ×10の8乗(×100000000)
  ×10の9乗(×1000000000)
  ±10 ×0.01
  ±5 ×0.1
例えば…
左から「赤・緑・黒・茶・銀」の抵抗器があったとします。
この抵抗器の抵抗値は
 赤=(2) 緑=(5) 黒=(0) なので 
  250
 茶=(×10) なので
  2500[Ω] であることがわかります。
また許容差が銀(±10%)でなので
 2500[Ω]±10% となります。
ちなみに2500の10%は250なので250[Ω]の誤差があることになります。
つまり、この抵抗器は
 2250~2750[Ω] の抵抗器であることになります。

そのため、許容差が少ない抵抗器のほうが精度が良いと言えます。

関連記事
抵抗器って何に使うの?
 

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