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断線の修理例
断線は配線が切れてしまったことにより、電気が流なくなってしまう故障です。
断線を修理するには、単純に切れた配線を繋ぎ合わせるだけなので、さまざまな修理方法があります。
また配線の形状や断線部位によっても適切な修理方法が異なるので、修理処置を使い分ける必要があると言えるでしょう。
line1.png 一般的な家電製品は左の図のように、
コンセントなどの「外部と接続する配線」と
基盤などの「内部の電子部品と電子部品を接続する配線」
があります。
このような家電製品の電源ケーブルの本体側が断線した場合の修理方法をいくつか挙げてみたいと思います。

◆断線した配線を取り外し、別の配線と交換する
基本的に断線はこの方法で修理します。
配線を正常なものと交換するため、美観・耐久性、共に良好な状態にすることができ、最も望ましい修理方法とも言えるでしょう。
ただし、「断線した配線と同種の配線」を用意する必要があり、個人での修理の際にこれを用意するのは厳しいかもしれません。
▼必要なもの
◇ハンダごて・ハンダ
◇ドライバー等
◇配線(断線したものと同種のもの)
line2.png
 
◆修理例
①本体を分解し、断線した配線が接合されている箇所が見えるようにします。
②「ハンダごて」で断線した配線を接合箇所から取り外します。
(コネクタ等で接続されている場合はコネクタから外します)
③用意した新しい配線を先程の接合箇所にハンダづけします。
(コネクタで接続されている場合は、外したコネクタを新しい配線に取り付け接続します)
④分解した本体を戻します。
 

◆断線部分を切断し、接合し直す
交換用の配線が用意できない場合で、断線部分切断しても配線の長さに余裕があるようであればこの方法で修理します。
断線部位によっては配線の長さが極端に短くなるため、修理後に不便を伴う恐れがあります。
また、端子側が断線した場合は端子に直接接合せざる得ないので、美観・耐久度、共に損ないます。
▼必要なもの
◇ハンダごて・ハンダ
◇ドライバー等
◇ニッパーまたはペンチ
◇ワイヤーストリッパーまたはカッター
line3.png ◆修理例(本体側断線時)
①本体を分解し、断線した配線が接合されている箇所が見えるようにします。
②「ハンダごて」で断線した配線を接合箇所から取り外します。
(コネクタ等で接続されている場合はコネクタから外します)
取り外した配線を切断し、「断線箇所を含む接合側」と「断線していない端子側」の2本の配線にします。
(断線箇所を含む接合側の配線は破棄します)
④先程の「端子側の配線」の切断部の被服をカッター等で数cm程度剥ぎ取り、銅線が見える状態に加工します。
加工した配線を本体の接合箇所にハンダづけします。
(コネクタで接続されていた場合は、外したコネクタを加工した配線に取り付け接続します)
⑥分解した本体を戻します。

◆断線した線を繋ぎ合わせる
本体や端子の接合部分に直接ハンダづけできない場合や、交換用の配線が用意できず、配線の長さに余裕が無い場合などはこの方法で修理します。
ある程度、断線した部分を特定する必要があるため、多少困難を伴います。
切れた配線を繋ぎ直しただけなので、配線が劣化している状況は変わらず、耐久性に不安が残ります。また絶縁の処置によっては美観も非常に損なわれます。
▼必要なもの
◇ハンダごて・ハンダ
◇ドライバー等
◇ニッパーまたはペンチ
◇ワイヤーストリッパーまたはカッター
line4.png ◆修理例(本体側断線時)
断線した箇所の周囲数cm程度を切除します。
②切断部の被覆をカッター等で数mm~数cm程度剥ぎ取り、銅線が見える状態に加工します。
③加工して露出させた銅線と銅線をハンダで繋ぎ合わせます。
④繋ぎ合わせた部分で感電やショートしないようにビニルテープ等の絶縁体で絶縁処置します。
(露出した銅線に電気の流ないビニルテープ等を巻きつけ被覆の変わりとなるものがある状態にする)

今回は家電製品の電源ケーブルを修理例としましたが、配線の種類・形状・断線箇所によっては上記の方法では非常に困難な場合などがあります。
配線の種類・形状と断線状況を見極めた上で修理方法を考えることが大事です。

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