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ハンダこての使い方(チップ部品編)
今回はチップ部品をハンダづけする方法を紹介します。
cip-1.png チップコンデンサなどのチップ部品は基盤表面の接点に直接ハンダづけする形状となっています。
そのため、ハンダ付けの際は部品の固定が不安定な状態になり、ピンセット等で押さえなければ上手くハンダづけをすることができません。
 
  ◆ハンダごての使い方(チップ部品編)
cip-2.png ①基盤表面の接点にあらかじめ予備ハンダをしておきます。
※接点にハンダを薄く乗せておくことで、後でハンダづけをする際にハンダがきれいに乗ってくれやすくなります。
②片方の接点にある程度ハンダを盛っておきます。
cip-3.png ③チップ部品をピンセットで押さえながら、先ほどハンダを盛っておいたところをハンダづけをします。
※ピンセットとハンダごてで手がふさがってしまっているので、盛っておいたハンダを溶かして接合します。
cip-4.png ④もう片方の接点もハンダづけします。
※片側をすでにハンダづけしているため、ある程度、部品が固定された状態となっています。そのため、ピンセットで押さえる必要はありません。
片側を接合した状態で無理矢理、動かすと部品が割れてしまうので気を付けましょう。
cip-5.png ⑤部品が上手くハンダづけできているか確認します。
部品の下にハンダが流れ込んでしまったり、部品が斜めに浮いてしまっていた場合は要注意です。
部品が正常に機能しない可能性があります。

左の図の一番上のようになっていればハンダづけ完了です。
◇メモ
とある電子基盤工場では接点の間に細く切った両面の耐熱テープを貼って、ハンダが部品の下に流れないようにしていました。

関連記事
ハンダごての使い方(基本編)
ハンダ吸取り機の使い方
 

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壊れたマイクの修理
壊れたマイクの修理
DSCN1420.jpg 今回は電源は入るが、音を拾わないマイクを修理してみました。

マイクが音を拾わない原因としては、
◇マイクの集音部分が機能していない
◇アンプと上手く接続されていない
(配線またはワイヤレスの出力部分が壊れている)
◇アンプが受信していない
(チューナーが壊れている)
などが考えられます。

今回はアンプとの通信を確認できたので、アンプとの通信している部分は問題ないようです。
恐らく集音部分に異常があると思われます。
 
DSCN1421.jpg ◆修理手順

①故障が疑われる集音部分のカバーを外してみます。
DSCN1423.jpg 接合部分の黒い配線と赤い配線の断線を確認できました。
集音した音が電気信号として配線に流れず、音を拾えなかったようですね。

②断線している配線を修理します。
被覆を少し剥き、予備ハンダをします。
 
DSCN1422.jpg ③被覆を剥いた配線を接合部分にハンダづけします。
※2箇所同時に断線していたため、ハンダづけする配線と接合部分を間違えないように気を付けます。
※一般的に黒い配線はGNDと繋がっています。なので黒い配線をGNDに繋がっている方に、赤い配線をもう部品側ににハンダづけしました。
  ④カバーを戻して修理完了です。
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家電修理に必要な工具
家電修理を始める前にいくつか工具を揃える必要があります。
修理に必要な工具が手元にあるか一度、確認してみると良いでしょう。
◆ドライバー ネジの取り外しに必要  
◆精密ドライバー 小型ネジの取り外し、ボリュームの調整等に必要  
◇特殊ドライバー 特殊形状ネジの取り外しに使用  ゲーム機やモバイル機器の分解に必要になることが多い。
◆ハンダごて
◆ハンダ
部品・配線の接合等に必要 接合するものにあわせて大きさ(ワット)の違うハンダごてを使い分けるのが好ましい。
※部品が溶けたり、ハンダが溶けなかったりするときがあるため。
◆こて台 ハンダごて使用時に使用 安全のために使用するのが好ましい。
◇ハンダ吸取り機
◆ハンダ吸取線
部品・配線の接合し直し等に必要  
◆テスター 故障の確認等に必要 導通が確認できるテスターはとても便利。
◇ピンセット 精密部品等のハンダづけに使用 チップ部品のハンダづけ時には必須とも言える。
◆ビニルテープ 絶縁等に使用  
◇グルーガン
◇グルースティック
絶縁等に使える 高温になる部位には使用できない。
◇ワイヤーストリッパー
◆カッター
配線の被覆を剥く時などに使用  
◆ペンチ
◇ニッパー
配線の切断等に使用  
◇工業用アルコール
◇綿棒
レンズの洗浄等に使用 湿式レンズクリーナーの洗浄液でも代用可
◆最低限用意しておくべき工具
◇状況に応じて用意するべき工具

必要な工具を見つけ次第一覧に追加します。

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断線した電源ケーブルの修理
断線した電源ケーブルを修理してみました。
DSCN1403.jpg 根元付近が断線しショートした状態のケーブルです。
今回はショートした部分を取り除き、ケーブルを再び繋ぎ合わせてみました。
  ◆修理手順
DSCN1405.jpg ①断線でショートした部分を切除し、配線の被覆を剥ぎ取ります。
※電源ケーブルはプラス(白)とマイナス(黒)の配線を1つのケーブルにしたものなので、配線は2本あることになります。
DSCN1411.jpg ②被覆を剥いた配線にハンダをつけます。
※これを予備ハンダと言います。
※1つの配線の中が複数の細い銅線で構成されている配線の場合は、ねじって1つの銅線にしてからハンダづけをします。
この配線をより線と言います。
DSCN1412.jpg ③配線をハンダで接合します。
※事前に予備ハンダをすることで、接合しやすくなります。
※ある程度の太さがある配線の場合はリングスリーブを圧着することでも接合することが可能です。
DSCN1414.jpg ④2つの線がショートしないように銅線が露出している部分をビニルテープ等の絶縁体で覆います。
※2つの銅線が接触しているとショートしてしまうので、個別に絶縁体で覆います。
※グルーガンを用いると容易で確実に絶縁することができます。
DSCN1415.jpg ⑤ビニルテープ等を巻いて配線が露出しないようにします。
※テープ等が剥がれて感電やショートしないように、確実に絶縁します。
※使用した絶縁体や絶縁処置の方法によっては美観が大きく損なわれるので注意が必要です。
DSCN1416.jpg ⑥ビニルテープが剥がれてしまわないよう処置をします。
※グルーガンで薄くコーティングすることでビニルテープの劣化やベトつきを防ぐことができます。
以上で修理完了です。

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配線の被覆をカッターで剥く方法
配線の被覆をカッターで剥く方法
DSCN1400.jpg 配線の被覆をカッターで剥くと中の銅線を傷つけてしまうことがたびたびあります。
剥き方が悪かったり、力を入れすぎてしまっていたりと理由はさまざまです。
そこで、今回はカッターでも比較的容易に被覆を剥ける方法を紹介したいと思います。
  ◆被服の剥き方
cut1.png ①左の図のようにカッターの刃を軽く刺し込みます。
※強く刺し込みすぎると銅線を傷つけてしまうので注意が必要です。
②その状態で配線を転がして、1周させます。
※斜めに曲がってしまうと切り口がずれてしまい上手く被覆が剥けなくなります。
③切り口が上手く1周している事を確認できたら手で引っ張ります。
④被覆が剥けて銅線がでてきます。

被覆を剥く方法は人それぞれです。自分が一番剥きやすい方法を見つけることで上手く剥けるようになれるでしょう。

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