皆さんご存知の通り、電気製品は水に濡れてしまうと壊れてしまいます。 どうして壊れるかな?そう疑問に思った方もいるのではないかと思います。 |
実際、多くの電気製品(電子基盤)は水に濡れただけでは壊れません。 電子基盤工場などでは洗浄液に基盤を沈めてジャブジャブ洗っているくらいです。 ではなぜ壊れてしまうのでしょうか? それは、水に電気が流れて基盤がショートしてしまうからです。 電源を入れた状態で濡れてしまったり、濡れてしまった電気製品が使えるか慌てて電源を入れて確認をしてしまうと、電子基盤に付着している水に電気が流れてショートして壊れてしまうのです。 濡れてしまった時はどうすれば良いのでしょうか? 答えは簡単です。決して電気は流さず、乾かせば良いのです。 ◆電気製品が水没した時の処置 ①電源を確実にOFFにし、コンセントや電池・バッテリーをはずす。 コンセントや電池が濡れている場合は感電しないように気を付けましょう。 ※動作確認のためでも、水没後は決して電源を入れない。 ②表面上の水分を全て拭き取り、可能であれば分解し、中の隅々まで拭き取る。 泥などで著しく汚れている場合は汚れをすべて落とす。 ※無水アルコールや純水などで洗浄すると尚可。 ※汚れを放っておくと、センサーが誤作動したり、接点が機能しなかったりと、不具合が起きる可能性があります。 ※海水などに水没してしまった場合は、塩分で腐食してしまうため、目立った汚れがなくても洗浄する。 ③自然乾燥またはドライヤー等で乾かす。 ※直射日光やドライヤーによる高温には注意する。 ④完全に乾燥したことを確認後、動作を確認する。 ※動作しない場合は水没時にショートまたは、物理的に破損した可能性があります。 要するに、水と汚れを拭き取り乾燥させれば良いのです。 |
【追記】twitterで有力な情報を見つけたので紹介しておきます。 スマートフォンが水没した場合、分解せずに乾燥剤と一緒にビニール袋に入れて密封しておくと復旧するとの情報がありました。 実際に検証をして確認をしていないので、効果の程はわかりませんが、精密すぎて分解することが困難な製品が濡れてしまった場合は、無理に分解せず、試してみるのも良いかもしれません。 |
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