忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


知っておこう!単位の接頭語
普段の生活では100kg(キロ グラム)や10cm(センチ メートル)と言った数を表すときにK(キロ)やc(センチ)を使いますよね。
電気の世界でも値をわかりやすく表現するために、「K」や「c」のような数を表す単位である接頭語を使います。
普段使い慣れているK(キロ)はK=1000だとイメージつきますが、電気の世界ではμ(マイクロ)やp(ピコ)と言った、イメージのつかない程すごく小さな値もでてきます。
そこで、今回は数や量を現すときに使われる接頭語を確認できるよう一覧にしてみました。
記号 呼び方 数量
 Y  ヨタ ×10の24乗
 Z   ゼタ ×10の21乗
 E  エクサ ×10の18乗
 P ペタ ×10の15乗
 T    テラ ×10の12乗 (×1,000,000,000,000)
 G     ギガ ×10の9乗 (×1,000,000,000)
 M      メガ ×10の6乗 (×1,000,000)
 K キロ ×10の3乗 (×1,000)
 h      ヘクト ×10の2乗 (×100)
 da      デカ ×10
 d     デシ ×10の-1乗 (×0.1)
 c   センチ ×10の-2乗 (×0.01)
 m        ミリ ×10の-3乗 (×0.001)
 μ        マイクロ ×10の-6乗 (×0.000001)
 n         ナノ ×10の-9乗 (×0.000000001)
 p           ピコ ×10の-12乗 (×0.000000000001)
 f         フェムト ×10の-15乗
 a           アト ×10の-18乗
 z          ゼプト ×10の-21乗
 y           ヨクト ×10の-24乗

赤色で記載された接頭語は電気に関する量を現すときによく使われているので一度、確認しておきましょう。

一覧をみてもよくわからない方は次の例をみてください。

例えば…
 「50KΩ」と記載された抵抗があるとします。
 50の後ろにK(キロ)が使われているので・・・
  50×1000=50000Ω
 となります。
 (「Ω」は抵抗値を現す単位記号です。)

例えば・・・
 「80μF」と記載されたコンデンサがあるとします。
 80の後ろにμ(マイクロ)が使われているので…
  80×0.000001=0.00008F
 となります。すごくちいさな値ですよね。
 (「F」は静電容量を現す単位記号です。)

拍手[0回]

PR

ハンダごての使い方(基本編)
今回は電気製品の修理で重要な工具である「ハンダごて」の使い方を紹介したいと思います。
dc15e258.jpeg ハンダごては主に電子部品や配線を基盤などに取り付け、または取り外しを行うときに使う工具です。
高温でハンダを溶かし、溶けたハンダで電子部品などを接着します。
ハンダごては高温になるため、使用時には専用の台を使います。
fa7a8f9a.jpeg ハンダは鉛やスズを主成分とした合金で、各金属の含有率が違うさまざまなハンダがあります。
使用用途に応じて適切なハンダを選ぶことが望ましいです。
  ◆ハンダの付け方(電子部品編)
handa1.png まず、電子部品を基盤に刺します。
次に右の図のように電子部品が基盤の下になるようにします。
すると、電子部品の線が飛び出るので、その線の根元に高温になったハンダごてを当てます。
次にハンダごてを当てている状態でハンダも線の根元に当てます。ある程度の量のハンダが溶けたらハンダごてとハンダを根元からはなします。
少し時間が経つとハンダが固まります。
handa2.png 固まったハンダがの左の図の左側のようになっていればハンダ付けの成功です。
右側のようになってしまうと接触不良を起こし、電気が流れない場合があるので、再度付け直してください。

ちなみに大きい部品を先に付けてしまうと、小さい部品を付けにくくなるので、基本的に小さい部品からハンダ付けをしましょう。
◆ハンダ付けのコツ
先にハンダごてを当て、それからハンダを流すことが重要なポイントとなります。
ハンダ付けする部分(基盤や部品)の温度が低いと、ハンダが馴染みにくい(ハンダが上手く乗らない)ので、ある程度、ハンダごてを当てて、温めてからハンダ付けすると比較的、失敗しにくいです。
また、一度ハンダ付けをしたハンダ(使用済みの古いハンダ)はネバネバとした状態になり、固まったハンダに「トゲ」ができてしまうので注意が必要です。

関連記事
ハンダ吸取り機の使い方
ハンダこての使い方(チップ部品編)
 

拍手[16回]


動作しないバスポンプの修理
今回は電源は入るが動作しないバスポンプを修理したいと思います。
FILE0319.JPG バスポンプを通電させてみたとこころ、本体の通電は確認でき、給水部の通電は確認できませんでした。
そのため、給水部のモーターに電気が供給されないために動かないものと思われます。
FILE0320.JPG モーターに電気が供給されない原因として…
 :本体と給水部の接続点の接触不良
 :給水部のケーブルの断線
 :給水部のモーターの故障、モーター部の断線
などが考えられます。
  ◆修理手順
FILE0324.JPG まずは給水部を分解しモーターとケーブルの接続部を確認します。
※接続部のケーブルが切れてないか、端子が折れてないかを確認します。
※今回は特に問題がなかったので次の手順に進みます。
次に乾電池などでモーターに電気を流し、モーターが動作するか確認します。
動作した場合はモーターは正常ですが、古くなったモーターは回転速度が落ちている場合があります。
その場合はモーターを交換します。
※今回はモーターは正常に動作したので次の手順に進みます。
モーター部には問題がなかったので次にケーブルが断線していないか確認します。
断線を確認する一番簡単な方法は導通を確認することができる「テスター」を使うことです。
テスターを持っていない場合は、ケーブルに直接電気を流し、ケーブルの終わりに接続している物が動作するかを確認します。
もし、動作しなければ断線していると考えられます。
※モーターを接続しているのでモーターが動作するか確認します。
※今回はモーターは動作しなかったので、ケーブルの断線を確認し、修理をします。
断線の修理方法としてはケーブルを交換することです。
しかし、今回は交換用のケーブルが無いので、断線箇所を取り除く方法で修理します。
断線箇所を探す方法としては、通電状態でケーブルを曲げ、モーターが動作するか地道に確認することです。
断線箇所でケーブルを曲げるなどの動作をすると、断線した線が接触し通電することがあるので曲げた時にモーターが動作した場合、その曲げた箇所が断線していると思われます。
今回はその手法で断線箇所をみつけました。
※ちなみに断線する部分の多くはケーブルの根元付近のようです。
FILE0329.JPG 断線箇所を見つけたら断線部分のケーブルを切り、取り除きます。
次に、切ったケーブルが「ハンダ」でモーターとつながっているので「ハンダごて」でケーブルをはずします。
※ハンダごての使い方はこちら
FILE0330.JPG 断線したケーブルをはずしたら、本体とつながっている切ったケーブルの断線していない方を写真のように、電線を露出させ、「ハンダごて」でモーターとつなぎます。
※線をモーターの端子に付ける際に間違えて赤と白を逆に付けるとモーターの回転方向が変わってしまうので気をつけてください。
あとは給水部を組み立てて修理完了です。

関連記事
断線の修理
ハンダごての使い方(基本編)
 

拍手[4回]


修理の注意事項
電気製品の故障の多くは、部品や工具があれば素人でも修理ができるものです。
なかにはドライバーだけで直せるものもあります。
しかし、間違った修理をすると電気製品が再起不能になったり、修理後に発火するなどの危険があります。
そのような事故を防ぐためにも基本的な注意事項をいくつか挙げたいと思います。

◇修理中は通電させない
修理中に通電させていると電気製品が誤作動を起こしたり、複数の接点が接触しショートするなどの危険性があります。また高圧の電気製品を修理しているときに通電させると感電することもあるので基本的には修理中はコンセントを抜き通電させないようにしましょう。

◇カセットやディスクを入れた状態で分解しない
カセットやディスクを入れた状態で修理をすると上手く分解できなかったり、元に戻せなくなったりすることがあります。

◇電子部品を交換する場合はなるべく規格が同じものを使う
全く別の規格の電子部品を使うと電流が流れすぎて基盤が焼けたり、修理後にまた壊れたりすることがあります。

◇分解した手順を忘れないようにする
当然、手順を忘れてしまったら元には戻せません。
よく確認しないで分解すると、どの位置にどのネジが使われていたか、わからなくなることが多々あります。また、数人で手分けして分解すると構造が判らなくなり、元に戻せなくなることがあるので要注意です。
複雑な構造の場合はメモを書いたり、写真を撮っておくと良いでしょう。

◇静電気には注意する
分解中に基盤などに静電気が発生すると、静電気の電圧で電子部品が壊れてしまうことがあります。乾燥している冬や静電気の発生しやすい服などには注意しましょう。

他にも注意しなければならないことがありますが詳しくは各修理で説明します。

また、一度、分解をした家電製品はメーカーによる修理、保障が受けられなくなる可能性があります。
そのため、メーカーの保障が受けられる製品はメーカーに任せたほうが無難だと言えます。
「すでにメーカーの保障が切れているもの」や、「修理費が高すぎて処分せざる得ないもの」を修理すると良いでしょう。

個人による電気製品の修理には多少のリスクが伴います。それを理解した上で修理を行いましょう。
※当ブログの内容により事故が起きても一切責任は取りませんのでご理解ください。


関連記事
家電修理の大まかな流れ

拍手[4回]


ブログ内検索
カテゴリ
広告
広告-おすすめ工具-
社会貢献-クリック募金-
クリックで救える命がある。
最新コメント
[03/28 コーン]
[11/28 ハッピー]
[08/28 あき]
最新トラックバック
カウンター